NITE(製品評価技術基盤機構)から次亜塩素酸水の新型コロナウィルスへの効果が有るとの発表を受けて、全国の市町村で「次亜塩素酸水」の配布がスタートしました。
次亜塩素酸水は、弱酸性の水溶液のため、保管や取り扱いが簡単なので配布や家庭で使うのに適していますね。
アルコールだと、70%前後のものでなければ効果がないとの話もあり、度数の高いアルコールは発火や誤飲に注意が必要です。
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次亜塩素酸水での消毒を経産省が認めました
経産省から次亜塩素酸水に関してコロナウィルスの消毒効果があるとの報告が発表されました。 次亜塩素酸水は、安価で入手する事ができ、既に多くの食品工場などで利用されていましたが、独立行政法人 製品評価技術 ...
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次亜塩素酸水の配布を行っている自治体
逗子市
本市では、5月16日より次亜塩素酸水を逗子市在住の皆様に無料で配布してきました。
新型コロナウイルスへの除菌効果に関しては、NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)が検証中でありましたが、アルコール消毒液の品不足の状況を鑑み、その他ウイルスへの除菌効果が期待できることから配布していたものです。
生成方法:水道水、食塩、塩酸を電気分解
液性:微酸性(ph5.0~6.5)有効塩素濃度(約40ppm)
茅ヶ崎市
本市では、アルコール消毒液の全国的な品不足を受け、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、除菌効果が期待できる「微酸性次亜塩素酸水」を4月29日から無料配布しています。
(配布対象者)
- 市内在住の方
- 市内で事業を営む方
平塚市
新型コロナウイルス対策として使用される場合、対象物に掛け流して使用してください。また、新型コロナウイルスに有効とされる濃度(35mg/L以上)で生成していますが、時間の経過や保存状態により濃度が低下しますので、早めに使い切ってください。
【平塚市で配布している次亜塩素酸水について】
・正式名称 微酸性次亜塩素酸水
・HOCL※濃度 10~80mg/Ⅼ
・原料 希釈塩酸
・pH 5~6.5
・食品添加物対応(02.6.10 官報 第3378号)
静岡県周智郡森町
新型コロナウイルス感染症の発生に伴い消毒剤の入手が難しくなっていることから、町民及び町内事業者に対し、4月15日(水曜日)から次亜塩素酸水の無償配布を実施しています。
配布は月・水・金の午後1時から午後5時まで、保健福祉センター1階で行っています。
申し込みは必要ありません。ペットボトル等容器をご持参ください。
豊川市
市内在住の方、市内事業者を対象に次亜塩素酸水(除菌水)の無料配布をおこなっています
次亜塩素酸水(除菌水)の無料配布について、当面の間、豊川市保健センターでのみ無料配布を継続することとしております。
装置を使い生成する、安全で除菌力のある次亜塩素酸水は、身のまわりの様々な衛生管理に使用することができます。
日光や時間の経過とともに性質が変化するため、日光の当たらない涼しい場所で保管してください。
使用期限は数日から1か月程度です。(保存状況により異なります)
配布予定量:おひとり1日500mlまで (回数制限なし)
生成法:次亜塩素酸ナトリウムと炭酸の二液混合法
生成時の液性:中性域(pH6.8~7.2)で有効塩素濃度は120ppm
伊丹市
新型コロナウイルス感染症の影響により、アルコール消毒液などの入手が難しい状況を受け、伊丹市では、除菌効果のある酸性電解水(次亜塩素酸水)を伊丹市防災センターで無料配布します。
・配布場所:伊丹市防災センター 1階
・配布量:1世帯・事業所あたり500mlまで
・持ち物:よく洗浄した不透明な容器、または、カバーなどをして日光が当たらない状態のペットボトルを持ってきてください。
みどり市
除菌効果のある次亜塩素酸水(微酸性電解水)を、市民等を対象に無料で配布します。
(配布対象者)
市内在住者及び市内事業者
(配布数量)
1人当たり1リットルまで
※各自ペットボトルなどの空き容器を持参してください。
(配布時間・場所)
配布時間:午前8時30分~午後5時15分
配布場所
みどり市役所笠懸庁舎(みどり市笠懸町鹿2952)
みどり市役所大間々庁舎(みどり市大間々町大間々1511)
みどり市役所東支所(みどり市東町花輪205-2)
みどり市役所教育庁舎(みどり市大間々町大間々235-6)
御所市
御所市では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、アルコール消毒液の代用として効果がある除菌水「次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)」を製造し、市民を対象に下記の日程で無償配布を行っています。配布を希望される方は、下記をご覧ください。
次亜塩素酸水は、食品衛生法上の殺菌料として食品添加物に指定され、厚生労働省の比較実験では、一般的な消毒剤と同等以上の効果があるとされています。
愛川町
アルコール消毒液の品不足に対応するため、町では、除菌効果が期待できる次亜塩素酸水を、町民の皆さん向けに無料配布しています。
(愛川町で配布している次亜塩素酸水について)
- 正式名称 微酸性次亜塩素酸水(微酸性電解水)
- 有効塩素濃度 43ppm
- 原料 希釈塩酸
- pH 5.0
- 食品添加物許可 (02.6.10 官報 第3378号)
(使用方法)
除菌したい場所に、次亜塩素酸水をスプレーボトルで噴霧しペーパータオルで拭く、または、ペーパータオル等に含ませてから拭くなどしてご使用ください。
岡谷市
岡谷市では、新型コロナウイルス感染症への感染防止対策として、アルコール消毒液等が入手困難な状況を鑑み、除菌効果が期待できる、酸性電解水(次亜塩素酸水)を市内在住の方や、市内事業所等を対象に無償配布いたします。
(次亜塩素酸水とは)
次亜塩素酸水は、食塩水を電気分解して生成される高い除菌効果をもった水溶液です。
酸性電解水に含まれる次亜塩素酸(HCIO)が殺ウイルス作用を発揮し、さまざまな分野の菌・ウイルス対策に使用されております。
(現在、経済産業省において、新型コロナウイルスに有効な可能性がある消毒方法の一つとして、その有効性の評価を行っています)
次亜塩素酸水の無料配布を受け取りに行くときの注意点
各自治体のホームページに書かれている場合もありますが、全体的な注意点としてまとめます。
配布を受け取りに行くときの注意点
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各家庭に決められた量があります
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不透明(紫外線を通さない)な容器が望ましい
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配布曜日や配布期間を確認して取りに行く
次亜塩素酸水は、紫外線により劣化して、効果が低くなりますので、飲料水のペットボトルで受け取りに行く場合には、段ボールに入れて光が遮断できる方法などを併用して下さい。
次亜塩素酸水の使用に関する注意点
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配布時に指定された消費期限内に利用する
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濃度を確認して使用用途に合わせて希釈する
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容器には「次亜塩素酸水」など誤飲しないように注意書きをする
各自治体で配布されている次亜塩素酸水の濃度は統一されていません。
低い濃度、例えば40ppm前後のものは、そのまま除菌剤として利用可能です。
100ppmを超えているものは、水道水で2倍に希釈して利用して下さい。
自治体が次亜塩素酸水を配布している理由
自治体の中には、自治体自体で次亜塩素酸水を生成しているところもあります。
自前で次亜塩素酸水を生成するのであれば、安価に作れますので配布しやすくなるのです。
ただし、一般的には生成する機会は、数十万するものがほとんどです’。
配布している理由としては、消毒液が市場で不足している事としているところが多いようです。
各自治体の対応として、家庭で利用できる消毒剤をコロナ対策として配布るのは、住民にとってはありがたい処置だと思います。